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プロフィール
登録日: 2022年7月11日
記事 (181)
2026年9月14日 ∙ 2 分
ジオパーク秩父案内➉「前原の不整合」
◆通常、地層は陸地から海に運ばれてきた土砂が積もって形成されます。当然、地層の深いところが古い年代で、地表に近くなるにしたがって順に若い年代となります。ところが、この地殻自体が大きく変動すると地層の重なり方が異なり、年代が大きく違う地層として現れます。これを「不整合(ふせいごう)」と言います。 ◆「前原(まえはら)の不整合」は、2億~約1億5千万年前の地層の上に、比較的新しい約1700万年前の地層が重なっています。二つの地層の間には約1億年以上の開きがあるのです。なぜ、このような「不整合」ができたのでしょうか? ◆それは海の底で「秩父帯」と呼ばれる約2億年前の地層ができた後、地殻が一度隆起して海面上に顔を出したのです。その後、約1億年ほど経ったときに、また「古秩父湾」と呼ばれる海の底に沈んだのです。そして、もう一度隆起して現在見られるような不整合が形成されました。「動かざること山のごとし」と言われますが、地球誕生以来の尺度でみると大地はこのようにダイナミックな動きをしているのです。「前原の不整合」は、1億年もの年代を経てできた不整合が直接目の前で見られるという希(まれ)な場所なの...
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2026年9月8日 ∙ 2 分
ジオパーク秩父案内⑨「栗谷瀬(くりやぜ)の蛇紋岩」
荒川橋梁で路線は左岸から右岸へ ◆秩父を目指して熊谷駅を出発した秩父鉄道はずっと荒川左岸(下流を向いて左側)を走ってきましたが、上長瀞駅を過ぎると急に向きを変え、荒川橋梁を渡って右岸を進みます。当初の計画では、鉄道はそのまま左岸を通ることになっていたのですが・・・。 ◆実はここに至って問題が生じたのです。 「荒川橋梁」 ライン下りの名所になっています。 ◆それは「蛇紋岩(じゃもんがん)地帯」の出現でした。「蛇紋岩」は地下深くでマントルを形成するカンラン岩が水と反応してできた鉱物です。しかし、風化しやすく地滑りの原因となるため、現在でも高速道路や鉄道を建設するときは蛇紋岩地帯を避けて通ります。荒川右岸に建つ皆野中学校脇の川岸には「栗谷瀬(くりやぜ)の蛇紋岩」と呼ばれる露頭が見られます。 栗谷瀬(くりやぜ)の蛇紋岩① 栗谷瀬(くりやぜ)の蛇紋岩② ヘビのウロコ状の蛇紋岩③―いかにも崩れやすそうな表面をしています。 ◆建設工事にはやっかいな蛇紋岩ですが、深い緑色をした岩肌はきれいに磨き上げると美しい石材となり「緑色の大理石」と呼ばれて建物の内装などに使われます。国会議事堂の中央玄関は美...
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2026年9月5日 ∙ 1 分
ジオパーク秩父案内⑧「賢治も見た雁行脈(がんこうみゃく)」
◆長瀞ライン下り(Bコース)の終点の船着場で見られるのが「雁行脈(がんこうみゃく)」という岩石の模様です。これは、地中深くで岩石の割れ目に周囲の岩石から染み出た白い岩石(おもに方解石)が入り込んでできたものです。雁(かり)が連なって飛んでいく姿になぞらえてこのように呼ばれています。 ◆最寄りの駅は秩父線長瀞駅からひとつ下った野上(のがみ)駅です。ここには宮沢賢治が詠った「盆地にも 今日は別れの 本野上 駅にひかれる たうきびの穂」の歌碑があります。学生時代に秩父地方の地質調査旅行に来た賢治が、帰郷するときこの野上駅から汽車に乗ったのです。ちなみに「たうきび(とうきび)」とは「トウモロコシ」のことで、北海道や東北地方で使われている方言です。 雁行脈① 雁行脈② 賢治が帰郷の際に利用した野上駅と歌碑(黄円) 賢治が秩父を離れる際に詠んだ和歌
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capripapa1228
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