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秩父札所巡礼旅②「4番金昌寺」

「1番四万部寺」から「4番金昌(きんしょう)寺」までの道のりは約8㎞ほどですが、途中の「2番真福寺」「3番常泉寺」で御朱印を求めようとするとさらに長くなります。特に「2番真福寺」は高篠山への”登山”となり、かなりの体力・気力・時間を要します。ならば直接県道11号線を「4番金昌寺」へ向かえば、道すがら「3番常泉寺」や「5番語歌堂」を巡ることができます。「4番金昌寺」は札所の中でも見どころの多い寺ですので、徒歩でしたら無理をせずここまでを1日目(一回目)の行程とするといいでしょう。

4番金昌寺の楼門
4番金昌寺の楼門

「4番金昌寺」は「石仏の寺」「慈母観音の寺」そして「地層の不整合が見られる寺」として知られています。到着すると、札所には珍しい阿吽の仁王像が立つ荘厳な楼門が迎えてくれます。本堂までの参道脇には1300体とも言われる石仏が立ち並びますが、残念ながらその多くが首のないものになっています。これは明治政府の廃仏毀釈令によるためで、時の為政者の蛮行を後の世に伝える証拠として、これからも無言の抗議を訴え続けることでしょう。

本堂前の石仏群
本堂前の石仏群
奥の院へ続く道
奥の院へ続く道

本堂の軒下には「慈母観音」または「子育て観音」といわれる赤子に母乳を与える観音様の石仏があります。その慈愛に満ちた表情は思わず手を合わせたくなります。私が子どものころは柵はなく、直接石仏に触れることができました。「赤子が無事に育つように」「お乳がたくさん出ますように」との願いを込めて訪れる女性たちがこの石仏を手で撫でていました。今もその多くの人々の願いがツルツルになった石仏の肌に残っています。

慈母観音像①
慈母観音像①
慈母観音像②
慈母観音像②

本堂脇からさらに山を上ると奥の院に着きます。奥の院と言ってもりっぱな建屋はありません。地層が路頭し、永年の時が刻んだ横穴に仏が祀られています。NHKの”ブラタモリ”がお好きな方にはたまらない場所でしょう。ここは8500万年前と1500万年前の地層が重なり合う”不整合(6000万年の隔たり)”が見られるめずらしい場所なのです。それぞれの地層を構成する地質(蛇紋岩とれき岩)の違いが一目でわかります。

奥の院
奥の院

 
 
 

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