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秩父札所巡礼旅㉑ いちばん険しい札所「札所32番法性寺(ほうしょうじ)」

「32番法性寺」は小鹿野町般若(はんにゃ)にあります。西武秩父駅から小鹿野町営バスに乗り、「長若(ながわか)中学校前」で下車、徒歩30分で山門です。これだけ聞くと「さほど険しい巡礼道ではないな」と思われるかもしれません。実は、山門をくぐってから本堂までの急登と、そこから奥の院までの巡礼道が、まるでロッククライミングのように厳しいのです。特に奥の院までは余程の健脚者でないと難しい道です。

法性寺の山門は二階建てで、二階部分が鐘楼になっているというめずらしい形式です。山門をくぐるとすぐに胸を突くような石段が続きます。息が上がり汗が噴き出て来たころ、やっと開けた場所に出て(ふぅ、本堂に着いた~)と思いきや、ここは納経所で本堂(観音堂)はまだその先100段を上らなくてはなりません。

札所32番法性寺① 山門ー2階が鐘楼になっているめずらしい形式です
札所32番法性寺① 山門ー2階が鐘楼になっているめずらしい形式です
札所32番法性寺② 山門をくぐるとすぐに100段の石段が待っています
札所32番法性寺② 山門をくぐるとすぐに100段の石段が待っています

札所32番法性寺③ ここは納経所、本堂(観音堂)はさらに100段の石段を上ります。ここから奥の院「お船岩」の舳先と観音像が見えます(黄色〇の中)
札所32番法性寺③ ここは納経所、本堂(観音堂)はさらに100段の石段を上ります。ここから奥の院「お船岩」の舳先と観音像が見えます(黄色〇の中)
札所32番法性寺④ 納経所で御朱印帳に記帳していただきます
札所32番法性寺④ 納経所で御朱印帳に記帳していただきます
札所32番法性寺⑤ 本堂(観音堂)
札所32番法性寺⑤ 本堂(観音堂)

法性寺のご本尊は聖観音(しょうかんのん)ですが、櫂(かい)を持って小舟を漕いでいる姿から「お船観音」と呼ばれています。

本堂は左側から裏に回り込めるようになっています。見るとまるで蜂の巣のように崖に穴が開いています。これは、地学上「タフォニ」と呼ばれるもので、岩石中の塩類が表面に染み出し、岩を風化させてできたものです。

札所32番法性寺⑥ 蜂の巣のような「タフォニ」
札所32番法性寺⑥ 蜂の巣のような「タフォニ」
札所32番法性寺⑦ 「タフォニ」接景
札所32番法性寺⑦ 「タフォニ」接景

本堂前には大きな二つの岩石から成る「岩戸」があります。この間から奥の院への巡礼道が続いています。ここから先はまるで昔の修験の道がそのままのようで。木の根を頼りに上らなくてはなりません。やがて「月光(がっこう)坂」の案内板が表れると、さらに勾配は急になります。岩に掘られた足掛かりの溝と「善の鎖」を頼りに一歩一歩登ります。

札所32番法性寺⑧ 「岩戸」奥の院への入り口です。
札所32番法性寺⑧ 「岩戸」奥の院への入り口です。
札所32番法性寺⑨ 奥の院への巡礼道「月光坂」
札所32番法性寺⑨ 奥の院への巡礼道「月光坂」
札所32番法性寺➉ 岩に掘られた溝と鎖を頼りに進みます。
札所32番法性寺➉ 岩に掘られた溝と鎖を頼りに進みます。
札所32番法性寺⑪ 「善の鎖」を頼りに上る状況は、まさにロッククライミングです。
札所32番法性寺⑪ 「善の鎖」を頼りに上る状況は、まさにロッククライミングです。

尾根に出ると、そこはまさに「馬の背」状態で、一歩踏み外せば奈落の底に真っ逆さまです。これが「お船岩」と呼ばれる全長200mにもおよぶ巨岩です。慎重に慎重に歩を進め、岸壁の舳先に立つ観音像にたどり着いた時には、冷や汗でビッショリでした(笑)。

札所32番法性寺⑫ ” 舳先 ” の聖観音像への道は文字どおり「馬の背」状態
札所32番法性寺⑫ ” 舳先 ” の聖観音像への道は文字どおり「馬の背」状態
札所32番法性寺⑬ 観音像からの眺望 〇印が先ほどの納経所、右すみに見えるのが武甲山です
札所32番法性寺⑬ 観音像からの眺望 〇印が先ほどの納経所、右すみに見えるのが武甲山です
札所32番法性寺⑭ 「よくおいでなりましたね」とねぎらってくださるかのような聖観音様
札所32番法性寺⑭ 「よくおいでなりましたね」とねぎらってくださるかのような聖観音様
札所32番法性寺⑮ 観音様とのツーショット撮影も〇ッピリ腰(大汗)
札所32番法性寺⑮ 観音様とのツーショット撮影も〇ッピリ腰(大汗)

 
 
 

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