秩父札所巡礼旅㉑ いちばん険しい札所「札所32番法性寺(ほうしょうじ)」
- capripapa1228
- 6月6日
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◆「32番法性寺」は小鹿野町般若(はんにゃ)にあります。西武秩父駅から小鹿野町営バスに乗り、「長若(ながわか)中学校前」で下車、徒歩30分で山門です。これだけ聞くと「さほど険しい巡礼道ではないな」と思われるかもしれません。実は、山門をくぐってから本堂までの急登と、そこから奥の院までの巡礼道が、まるでロッククライミングのように厳しいのです。特に奥の院までは余程の健脚者でないと難しい道です。
◆法性寺の山門は二階建てで、二階部分が鐘楼になっているというめずらしい形式です。山門をくぐるとすぐに胸を突くような石段が続きます。息が上がり汗が噴き出て来たころ、やっと開けた場所に出て(ふぅ、本堂に着いた~)と思いきや、ここは納経所で本堂(観音堂)はまだその先100段を上らなくてはなりません。





◆法性寺のご本尊は聖観音(しょうかんのん)ですが、櫂(かい)を持って小舟を漕いでいる姿から「お船観音」と呼ばれています。
◆本堂は左側から裏に回り込めるようになっています。見るとまるで蜂の巣のように崖に穴が開いています。これは、地学上「タフォニ」と呼ばれるもので、岩石中の塩類が表面に染み出し、岩を風化させてできたものです。


◆本堂前には大きな二つの岩石から成る「岩戸」があります。この間から奥の院への巡礼道が続いています。ここから先はまるで昔の修験の道がそのままのようで。木の根を頼りに上らなくてはなりません。やがて「月光(がっこう)坂」の案内板が表れると、さらに勾配は急になります。岩に掘られた足掛かりの溝と「善の鎖」を頼りに一歩一歩登ります。




◆尾根に出ると、そこはまさに「馬の背」状態で、一歩踏み外せば奈落の底に真っ逆さまです。これが「お船岩」と呼ばれる全長200mにもおよぶ巨岩です。慎重に慎重に歩を進め、岸壁の舳先に立つ観音像にたどり着いた時には、冷や汗でビッショリでした(笑)。







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