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秩父札所巡礼旅①「1番四万部(しまぶ)寺」

今年は12年に一度、札所三十四ヵ所すべての秘仏が御開帳される「午年(うまどし)総開帳」の年です。秩父地方に点在する札所をすべて巡礼すると、その総距離はおよそ105㎞になります。もちろん一度で全部の札所を回りきることはできませんので、ダイジェストで特徴ある札所をご紹介したいと思います。これから季節もよくなってきますので、札所巡りをしてみたいという方は参考になさってください。

四万部寺山門
四万部寺山門

まずは「1番四万部(しまぶ)寺」からご紹介します。巡礼のスタートとなる四万部寺は秩父盆地の北東の端に位置します。「なんでここがスタートなの?」と不思議に思われるかもしれませんが、実は江戸時代、江戸から秩父への主な街道は、荒川沿いに熊谷・寄居を経て秩父に至る「秩父往還道(現国道140号線)」と、小川町から定峰峠を越える道(現県道11号線)でした。現在のメインルートである飯能市から正丸峠を通る国道299号線は、地図を見るとわかりますが、定峰峠と比べて山岳部の道のりが長く急峻だったのです(※正丸トンネルが開通したのは57年前)。この「四万部寺」は定峰峠を越えて秩父に至る玄関口だったのです。

札所1番 四万部寺
札所1番 四万部寺
朝から巡礼者でにぎわう四万部寺
朝から巡礼者でにぎわう四万部寺

ここで巡礼者は同行二人の白装束に着替えてスタートしました。現在でも白装束や御朱印帳などの巡礼グッズを購入することができます。また、門前には当時の風情をそのまま残す建物「旅籠一番」が残っています。その横には「江戸巡礼古道」の立て札がありますので、足に覚えのある方は当時に想いを馳せながらこの古道を歩いてみるのも一興でしょう。

門前の「旅籠一番」
門前の「旅籠一番」
ところどころに残るいにしえの道
ところどころに残るいにしえの道

次回は「4番金昌(きんしょう)寺」をご案内します。

 
 
 

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