top of page
検索

” 友情の杯 ” Grolla

4 日前
読了時間: 2分

◆写真の器は、北イタリアのアオスタ地方で使われている伝統的な杯でGrolla(グロッラ)とかCaffe Valdostano(カフェ ヴァルドスターノ)とか呼ばれている木の器です。使い方は、器の中に熱いエスプレッソコーヒーと砂糖を入れ、そこにブドウの搾りかすを発酵させて作った蒸留酒(醸造ではありません)「グラッパ」を注ぎます。グラッパはアルコール度数がとても高く30~60度もあるため、これにマッチの火を近づけると青白い炎をあげて燃えます。

◆火がおさまったらグロッラを手に取り、みんなで飲み口に直接口をつけて回し飲みするのです。イタリアのみならずヨーロッパ圏では、通常、食器によそられた食べ物を他人と分け合う(味見し合う)ことはありません。日本人旅行者がお店で「ちょっと味見させてよ」「いいよ」といって横から他人の料理に手を付ける行動は、とても驚かれます。(※料理をシェアしたいときはお店の人に「シェアしてください」と言いましょう。キッチンで盛り分けてくれます)

◆ですから、このようなグロッラの飲み方は特別で、本当に心通わせた者どうしや、心通わせたいと思う者たちとの ” 友情の証 ” を示すものなのです。(※グロッラが空になるまでテーブルに置いてはいけないという暗黙のルールもあります・笑)

◆グロッラの大きさは、手のひらに乗る小さなものから、バスケットボール大のものまであり、飲み口も2口から6口と様々です。ちなみに、蓋の部分に彫られた花模様は、エーデルワイスの花とのことでした。

友情の杯「グロッラ」
友情の杯「グロッラ」

◆写真のグロッラは、18年前にイタリア勤務の際、アオスタを訪れたときに購入したものです。以来、友情を深めたいと思った人がいなかったわけではないのですが、エスプレッソとグラッパを手に入れることができなかったため、家の棚に飾られたままになっています(笑)。

 
 
 

コメント


bottom of page