ジオパーク秩父案内⑬ タモリさんも訪れた「若御子断層洞」
◆断層というと、縞模様の地層が割れて食い違っている様子を、ちょうどお菓子のバームクーヘンを切ったときのように横から見ることがほとんどですね。ところが、断層の地層と地層がこすれ合っているところを ” 正面 ” から見ることができるという、たいへんめずらしい場所があります。
◆しだれ桜で有名な荒川上田野の青雲寺に隣接して、若御子(わかみこ)神社があります。この神社が建つ山に「若御子断層洞(わかみこだんそうどう)」という洞窟があります。この洞窟内で約1,500万年前の地層と、約1億5000万年前の地層がこすれ合っている” 面(鏡肌) ” を見ることができるのです。
◆なぜこのように断層の面が見られるのかと言うと、二つの地層が擦れて砕けた岩の部分が、地下水で洗い流されてしまったために空間が生じたもので、世界的にもめずらしいそうです。NHKテレビの人気番組「ぶらタモリ」でタモリさんも訪れました。




◆断層がこすれ合った面は、磨いたようにツルツルしているので ” 鏡 肌 ” と呼ばれています。また、こすれ合った傷(条線)も見られます。ちなみに、断層の食い違いは高さ1,000メートル(驚!)にもなるそうです。
◆このように、若御子断層洞は ①断層面 ②鏡肌 ③条線 ④断層角礫 ⑤断層粘土 など、断層に関わる多くのことが一度に見られるという大変珍しい場所なのです。





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